IQ、EQ、SQ

療育手帳の判定は、障碍の度合いによって、利用できる福祉支援が違うので、親にとっては、重く出ても、軽く出ても、嬉しいような、嬉しくないような、いろいろ複雑な想いが交錯します。
 
療育手帳の判定は、あくまでもIQでされます。
 
IQ=知能指数なのは、知ってる方は多いと思います。
昔は、学校でも知能テストってしてましたよね~今はないようですが・・・
 
息子が小学生の頃、よく耳にするようになったのが、EQ=心の知能指数
自分の感情をコントロールして、人と付き合う能力
 
IQよりも、EQを伸ばしてあげないと!って、言われました。
 
そして、最近知ったのは、SQ=社会的指数
まだ、勉強不足なのですが、社会生活を送るのに必要な能力って感じでしょうか。
 
息子の場合、実は、IQはめちゃくちゃ低いんです。
息子を知ってて、この数字を聞いた人は、誰もが「嘘だ」って言います。でも、現実です。。。
 
2年前の判定の時、一旦は上がったIQが、ものすごく下がっていて、かなり落ち込みました。
その時、療育センターの先生が、こんな話をしてくださいました。
 
一本の木を描きながら・・・
「中心の幹は5~10年位ならドンドン太くなっても、ある程度の年月が経つと、それ以上大きくならなくなるように、IQの数字も年齢が高くなると上がることがなくなるけれど、その幹から広がる枝や、枝に咲かせる花は、どれだけでも増やすことができる。お母さんがこれまでもそうしてきたように、これからもいろんな方向に枝を広げて、たくさんの花を咲かせることが大事だと思いますよ。」
 
その枝や花が、EQSQなんだと思っています。
 
息子のIQEQSQギャップは、どんどん広がるばかりで、その為に誤解を招くことも多いのですが、働く大人になるために・・・納税者になるために・・・
 
伸ばせる枝はどこまでも
咲かせる花はいくつでも

2009/12/20