障碍受容

親は、障碍受容なんて、一生できない。
 
若いママたちの前では、偉そうに、
「笑顔で過ごしましょ♪」なんて言ってるくせに、いざ、何かあると、すぐに↓↓
 
そして、息子に対して、その障碍を無視した対応をしてしまう。
 
ただひたすら、わかって欲しい一心で・・・
 
 
昨日、ある講演会のレジュメと、講演内容を起こしてくれた資料が届きました。
 途中、何度か涙ぐみながら読み進み、そこで、胸をえぐられるような想いになりました。
 
「肢体不自由な人とか、目が不自由な人とか、耳が不自由な人のためには、そういう心掛けで、私たちは教育をして、支援をしていく訳です。なぜか、自閉症の人の場合だけ、治そうとしたんですね。理解できなかったから。治らないものを、無理に治されようとした時に、どんなに苦しむか、わからなかったですよね。そして、そのことがどんなに苦しいか、大変かっていうことを、私たちに話してくれないです、この人たちは。言えるようになったら大したものですよ。相手から、こちらに対して大きな信頼を寄せた時です。心を許した時に言いますよ、いろんなことを。こうだったんですか、あんなことだったんだということを、よく言ってくれました。どうして今まで言ってくれなかったの、今まで誰かにそういうこと言いましたか?と。ほとんど言わないですから。保護者にも仰いませんよ。先生にも滅多に言わないです。自分の困っていることに関して、その問題を、僕は、こんなことできなくて、あんなことに苦しくて、困っているんです、ということを言えたら大したものです。聞き出してあげたら大したものです。余程でなかったら、この子たちは、そういう心の開き方をしません。そういう意味で、心を閉じてるんだって言っても、それはいいかもしれません。」
 
 
こんなこと、何度も聴いて、頭ではわかってる。 
若いママたちにも、「この子たちはそうなんだよ」って、話してる。
 
だけど、、、
 
つい数日前の、困り切った息子の顔が・・・
 どうしたらいいかわからずに、母の顔色を伺っていた息子を、それでも、母は許せなかった。。。
 
それは、自閉症の障碍特性を考えたら、当たり前の行動だったのに、、、
そこを責められたって、どうすることもできないのに、、、
 
何度も何度もそんなことがあったけど、
やっぱりそれは、親として、決して気分が良いことではなく、
どうしても、息子に真意を聴こうとしてしまう・・・無理なのに
 
学習能力がないのは、母の方。。。

2011/2/15