私が、つみきの会や学校でいろいろ役を引き受けたり、
頼まれた講演は、できるだけお断りしないことにしたり、
行政と絡んでイベントをしようとしたり、
そういうことを、積極的にするのには、やっぱり訳があります。
一つは、、、息子のため
母がそうやって動くことで、息子のことを理解してくれて、息子を支援してくれる人が、
一人でも増えたら良いな~~と思っています。
もう一つは、、、同じように障碍を持つみんなのため
息子だけの理解をしてもらっても、それは『点』にしかならないわけで、
それでは、本当に息子が安心して暮らせる社会にはならないのです。
『今』息子の環境を良くしようとがんばっても、多分、それは一過性のものでしかなく、
きっと、本当にその成果が本物になるとしたら、それは、5年後か10年後か・・・
その時には、直接、息子とは関わりがなくなっているかもしれません。
それでも、『今』それをやるのと、やらないのとでは、確実に、『未来』は違っていると思うのです。
過去に、やはり障碍を持った子の親たちが、いろいろ頑張ってくれていたから、
今の子供たちの環境があるのです。
だから、私たちも、直接わが子には返ってこなくても、
後に続く『みんな』のために、恩を送っていかないといけないと思うのです。
一人でやることなんて、タカが知れてます。
『点』を『線』にして、『線』を『面』にして、一人でも多くの人が、そうやって動けば、
その望む未来は、少しずつ早くやってくるような気がします。
発達障碍の概念自体が、とっても新しいものです。
いろいろな研究もここ10数年で進み、
障碍の理解や支援の仕方などが、過去とは大きく変わり、
そして、いろんなことがわかってきています。
新しいものだからこそ、みんなで正しい理解を、これからしていけるのだと思います。
半分はわが子のために、半分はみんなのために♡
まずは、私たち親が正しい理解をして、社会に向けて発信できるようになりたいですね~~
2011/2/25