成人式

二十歳になるのは2月ですが、今日、成人式を迎えたカー君です。
 
朝から興奮して、落ち着かずに、何度もトイレに行くカー君
会場で、「座ってください」と放送が流れても、どこに座って良いのかわからないカー君
記念撮影で、男子指定の場所に行くものの、しばらくウロウロして、
よく知っている子が来てくれて、やっとその横に落ち着いていたカー君
 
その場で見ている行動の全てに、自閉症の障碍特性が出ていて、
「あれは一生そのままなのね」って次女と笑っていました。
 
そういう行動を、笑って見ていられるのは、その場にいる誰もが、カー君のことを知っているから。
面白がってくれる人はいても、白い目で見る人はいない。
カー君が誰かに聞いて欲し気に独り言をずっと言ってても、興味がなければスルーして反応しない。
母が、昔懐かしい同級生を見つけて、「一緒に写真撮って」と言うと、笑顔で応えてくれる。
カー君は、そんな場所で、小中学校時代を過ごしたんです。
 
いろんなことがあって、カー君のことでたくさん悩みましたが、やっぱり、カー君のいる場所は、
こうやってたくさんの人たちに見守られている場所なんだと思いました。
社会に出ても、そんな場所は必ずあるはず。
カー君がカー君らしくいられて、働ける場所。
 
久しぶりに、あったかい風にふれたような気がしました。
 
2013/1/13