ないものねだり?

這えば立て 立てば歩めの 親心
 
その昔、KATは障碍のため、言葉を話すことがなかった。(音として発することはあったが・・・)
幼稚園に入り、「おかあさん」と言うより前に「せんせい」と言うようになり、それから、徐々にいろんな単語を話すようになった。
しゃべらなかった時、早くおしゃべりできるようになって~と、強く強く願っていた。
しゃべるようになって、何かある度に、朝から晩まで、「おかあさん」を連呼されるようになると、うるさい、、、黙れ!と思った。。。
 
その昔、KATは病院で診察すると大暴れした。
小児科はもちろん、歯医者も耳鼻科も行くのが大変で、外科なんて、考えたくもない状態。
母は、アンテナを張り巡らせて、KATでも、安心して通うことができる主治医を、必死で探した。
今、内科・歯科・皮膚科・耳鼻科・・・それぞれ、比較的近所で、別々の個人医院を主治医にできた。
KATは、医者へ行くのが嫌いではなくなった。
すると今度は、「耳が痒い」「鼻水が出る」「くしゃみが出る」
これ位じゃ普通医者には行かんだろうと言う症状でも、「お医者さん行く」と言い出した。
 
そして、この前の新型インフルエンザワクチン注射が、きっと、思ったより痛くなかったんだろう・・・あんなに注射嫌いだったのに、「季節性のワクチンもする」と言い出した。
 
医者嫌いが治るのは嬉しいけど、医者好きにはならんでいい!
 
2010/1/30